お役立ち情報

2026.09.09

いやと言えない。選択できない

いやと言えない。選択できない

① 最初の困りごと

好き嫌いがはっきりしない。聞かれても答えられない。マイルドに嫌なことは断れず、後で崩れる。

保護者の方は、「どっちでもいい」と答える子を、意思がないのかと思っていました。

② 何を観察したか

  • いつ:足ふみする? しよっか? など、提案された直後
  • 何の直後か:強い嫌は「しません」と言える。弱い嫌は黙る/「どちらでもいい」
  • 言葉:はっきりした「いや」は出始めている。微妙な嫌はまだ
  • 環境:黙ると「どちらでもいい」に誘導されやすい。自己肯定感が下がりやすい

嫌を飲み込む練習を続けると、セルフイメージが低くなります。だから、小さな嫌を言う練習が先です。

③ 実際にした支援

  • 足ふみする?に「いや」と言えたら、しない(通す)
  • 「しません」を認める
  • 少しでも嫌そうなら「やめたい」と言えるように導く
  • Tシャツや好きな色など、選びやすい場面から成功を増やす

④ どう変わったか

「しよっか」に「しません」と言えるようになりました。好き嫌いがはっきりし、選べるようになってきました。

ただし、マイルドな嫌はまだ断れない、という課題は残っています。全部言えるようになった、とは書いていません。

⑤ 親はどう変わったか

迷惑をかけてはならない、できることを増やさなければならない、と思いすぎていた、と気づく場面がありました。

「選べた」を喜べると、母親のほうが先に息をつけます。

⑥ 最後に一般化

同じ「選べない」でも理由は一人ひとり違います。
この方法をすべてのお子さんに当てはめるものではありません。

うちの子の場合を整理したい方へ
アセスメント&アドバイス