お役立ち情報INFORMATION
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2024.06.16
ギブ&テイクの技
療育では ・自由にさせる ・がんばって従わせる のどちらかが多い気がします。 これらは発達支援教室クローバーでは効果がないと判断しています。 なぜならば、 ・自由だと『人と合わせること』を学べないし、そこから生まれる『ルール』『気持ち理解』『我慢』も育ちません ・がんばって従わせるのも、『本来の人と人との健全なコミュニケーション』を学べないし、『折り合いのつけ方』『気持ちのコントロール(我慢するだけはつくかも?)』『気持ちの理解』『生み出す力』は学べません そこで、発達支援教室クローバーでしているのは『本人の気持ちのコントロール』をしつつ 『こちらの気持ちの理解』をして、『交渉して』『折り合いをつけていく』『ある程度の我慢なのか妥協なのか、打開策なのか、第3の案なのかを作っていく』力をつけることに 注力しています。 要は、ギブ&テイクの力です。 望みの助け合いですよね。 どちらが我慢しすぎることもありません。 健全な形です。 健全な形を学ばせてこそ、社会適応がかなうし、発達が促されるのです。 療育とは、健全なコミュニケーションを学ぶ場であるはずです! ぜひレッスンで健全な関係を学びましょう!
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2024.06.10
人の気持ちを理解する前段階
人の気持ちを理解させるために SSTカード等で支援をよくしていますが、あれは前段階の成長があってこそのものだな と思っております。 前段階が育っていなければ無意味なので、今回はそのお話をいたします。 人の気持ちを理解する前段階の成長とは 人の気持ちを理解する、というのは 人を見て、人を感じて、人と自分がだいたい一緒と感じて 自分の中にある感情と照らし合わせて 人の気持ちを予想して そのうえで、相手の身の上から感じ方を予想して こんな気持ちかな? とわかっていくわけです。 あなたもそうではないですか? お気づきのように、 ・人と自分がほぼ同じ感覚だとわかっていること ・自分の中の感情が整っていること ・自分と照らし合わせて感じる力 ・相手と自分が別と理解でき、相手ならどう感じるか(相手目線)を理解できること が必要ですね。 これらを育てることが、人の気持ちを理解するための前段階の成長です。 それがないと・・・ 単なる記憶!になってしまいます。 この表情の時には人は悲しいらしい、のような。 意味ないですよね。 あなたを応援しています! 人の気持ちをわかる教育は、レッスンがおすすめ。
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2024.06.10
幼少期のうちにしておきたいこと
大人になってから、本人と親御さんが困らないために 幼少期にしたほうが良いことをお伝えします。 防ぎたいことは、【暴力】です。【自傷他害行為】ですね。 そのために幼少期にしたほうがいいことは何か。 それは、欲求不満耐性(欲求不満を我慢する力)をつけること 欲求不満から(願いが通らない、思いが通らない、手に入らない) ・かんしゃく ・壁に頭を打ち付ける ・頭をたたく ・噛む ・物を投げる ・人をたたく ・暴言を吐く などなど、暴力的な方法で欲求不満を解消しようとしていませんか? そして、この解消方法は成長すればなくなって行くと思っていませんか? 答えは・・・大人になってもなくならない!! です。 負の反応(欲求不満の反応)を避けていませんか 上記の負の反応は面倒だし、親御さんは避ける傾向にあります。 でも、避けた結果どうなるか、ご存知でしょうか? 実は、欲求不満の反応を避けるということは【してあげる】ことですから どんどん【してもらう】が常態化し、 【してくれない】とよりいっそう欲求不満が強くなるよういなります。 その結果・・・ 暴力行為はどんどん増えていきます!! それ、望んだ成長ですか? だからこそ、したいこと もうおわかりでうすね! 幼少期のまだ抱いて抑制できる時代にしたいことは・・・ 欲求不満耐性をつけていくこと!!!!!です。 どうやったら欲求不満耐性をつけていけるかというと、2つを実践してください。 1 子どもが欲求不満にならないように親が動くのをやめる 2 子どもが欲求不満の反応をしたときには【なぐさめる】 注意点があります。 1に関しては、自然と「この子は○○が嫌いだから」と避けることを日常としていると 気づかないことがあります。自然と欲求不満を避けているわけです。 結構多いので、あなたの気持ちを大事にしてみることで気づくようにしてみてください。 2に関しては、つい気をそらしがちですが、負の感情に向き合うことから逃げないでください。 負の感情を受け入れたり、わからなくてもよくて、 ただただ「そうなんだね」と受け止めるだけでよいのです。 すると、負の感情を子どもが自分の中に取り込み、自分でなんとかできるようになっていきます。 1つずつ、少しずつしていきましょう 週間になっているから難しいところもあると思いますが 将来、あなたが苦労しないために、少しだけ努力していきましょう。 もしこまったら、 カウンセリングやアマトレセミナー、体験がおすすめです。 あなたを応援しています!
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2024.06.02
クローバーメソッド プログラム(一部公開)
プログラムが完成いたしまして、教室に置いてあります。 その一部を公開したいと思います。 甘えとコミュニケーションの部分になりますが、これはすでに愛知教育大学の修士論文で公開済みのものになります。 しかしながら、とても役に立つので公開いたします。 クローバーメソッド プログラム 甘えとコミュニケーション 素直に甘えられると、人から学べるようになって、学力がぐんとアップします。 あなたのお子様はどのあたりですか? 知的能力が高くても、甘え下手だとかんしゃくがひどかったり、人の言うことを聞かなかったりします。こだわりや感覚過敏も甘え下手な症状です。 ぜひ甘え上手に育てたいですね。 甘えを育てる体験をするなら、体験をどうぞ。 甘えを育てる基礎を学ぶなら、アマトレセミナーをどうぞ。 発達段階を知りたいなら、アセスメント&アドバイスをどうぞ。
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2024.05.31
発語を促す!レッスンでよくあること
発語を促すには・・・ 1 言葉のシャワー 2 言葉の実況中継 大事でしたね! そう、それは基本です。 それらの積み重ねがあってこその、今日の裏ワザです。 というか次段階です。 では、さっそく参りましょう。 発語を促す!レッスンでよくあること これはですね、 1 気持ちがたまるまで待つ 2 お願いしたいという気持ちが高まるまで待つ なのです。 どうしてもいいたい!!となれば、なんとかして(まねして)言ったりします。 本当ですよ。 例を出すと・・・ どうしても来てほしいときに 「「きて」と言ってくれないと、いけないよ」 と伝えつつ待っていると なんとかして「きて」を言おうとしたりします。 また、ご自宅でもあったそうですが 手が離せないときに子どもが来てほしそうだったので 「待ってね」と言ってまっていましたら 結構はっきりな声で 「きて」と言ったそうです。 発語のない子です。 というように、言いたい気持ちがあふれるのを待つと 発語を促すと感じています。 一度お試しください! ただし、たくさん声掛けをしたのちに、ですよ。 あなたを応援しています! 一度あなたも、この体験いかがですか?
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2024.05.25
実は「いや」は非常に大事な成長です
甘え下手な子は自分の気持ちがまだはっきりと把握できていません。 ですから、最初のあたりは従って褒められるのがうれしくて 非常に素直に聞くという姿を見せたりします。 しかし! しばらくして甘えが上手になってくると、突如 「いやー」というようになるんです!! これ、親御さんにとっては【また戻った??】と不安になるようです。 しかし、戻ったのではなくて【自分が育ったのです】 喜んでください。 本当の自律性とは、自分の気持ちを把握して自分の気持ちをコントロールすることです。 その第一歩なわけです。 しかも、自分と他人を分ける【境界】も育ちつつあるということなので とても喜ばしいことです。 しばらくは悩ませると思いますが、 「いや」と言っても、しかたがないことは慰めて聞かなければいいだけなので。 よしよしをたっぷりとしてあげましょう。 そしたら、自然と気づいたら自分の気持ちをコントロールして いや、ではなく「○○したい」とか「したかったのにー」とか ぼやくだけになっています。 頑張りましょうね!!
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2024.05.25
会話の発達 どうして言えないの?
どちらがいい? という問いかけに対して、何も言わない・・・ ということがよくわかりませんね。 これは、ご自身に立ち返ってみるとちょっとわかるかしら。 どちらでもいいという状況がありますよね? ただ、これと同じではないのは確かなのですが 凸凹の子どもたちは、自分のこだわりの部分や自分が欲しいもの以外は 結構どうでもいいのです!! けっこう興味持たないことに関しては、無関心じゃないですか! というわけで、会話の練習としましては どちらがいい?に返答がない場合には 「どちらでもいい」と言わせてくださいな。 そして、あなたがいいほうを取って、反応を見てみてください。 その時に不服そうなら、 「あれ?間違えた?」と確認して、 「間違えた、やっぱりこっちがいい」と言わせてください。 そして取り替えてあげるなどしてください。 これが、会話の練習です。 会話には「補足性」「確認」という機能があって、補足したり内容を確認したりします。 ですから、自然な流れでしてあげてくださいね。 察してあげるとこれらを学べません。 自分で伝えるということを根気強く待って、見守って、手ほどきしていきましょう。
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2024.05.21
感情コントロールの具体的方法
感情コントロールはすべての感情(喜怒哀楽)について必要と言いました。 今回は、その方法についてお伝えします。 ①感情の言葉を学ばせる 気持ちのコントロールをするには、実は 【自分の気持ちに名前が付くこと】が必要なのです。 具体的に言えば、不安を感じた時、 もやもや→落ち着かない でも、不安だな→落ち着く、コントロールできる ではないでしょうか? ですから、自分の気持ちに名前を付ける力が必要です。 では、どのように人は感情の言葉を学ぶかというと・・・ まわりの人に自分の気持ちをわかってもらって【代弁】してもらうことからです!! だからこそ、【気持ち、わかるよ】よしよし、が必要なんですね。 ②感情の起伏を治める方法を教える 次に、感情を治めるというかコントロールする方法についてです。 ①で感情をコントロールするベースを養えたら 次には、具体的な方法です。 これは、【慰めること】【深呼吸】です。 ポイントは、自分の気持ちをすべて受け止めることです。 気をそらしても、感情コントロールにはなりません。 逃げただけです。 具体的に言うと、 【気持ちをわかるよ】と代弁しつつ【よしよし】です。 そして【ため息】を一緒にする感じです。 人は、人から慰められたことによって 自分で自分を慰められるようになって ネガティブな感情を自分の中に取り込めるようになるのです。 取り込めたら、こころはとても強くなります。 なぜため息かは、又聞いてくださいね。
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2024.05.07
感情コントロールとはどんなものか
感情コントロールというのは 怒りだけではありません! 発達障害のある子どもは、とりわけ 平常心から逸脱(少しでも外れる)すると 落ち着かなくなって、いわゆる問題行動を起こします。 たとえば、 うれしすぎる → 飛び跳ねる、奇声を出す、暴れる 悲しすぎる → 奇声を出す、暴れる、パニック というように。 そして、「すぎる」と表現しましたが、まだ甘えべたな場合には 感情の変化に敏感で、こちらからすると「ちょっと」のことで 「すぎる」反応をするのです。 ですから、感情コントロールは 喜怒哀楽すべてにおいて必要です。 どうしたらいいかというと・・・ ①感情コントロールを促すために、感情の言葉を学ばせる ②感情の起伏を治める手段を教える ですね。 具体的な方法は、また今度。 あなたを応援しています。 体験は、こちらからお申し込みください。
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2024.05.06
子どものご機嫌を取り続けるとどうなるか
かんしゃくがひどい いうことを全く聞いてくれない 反抗的すぎる こんな悩みがあると、どうしても【子どもを早く落ち着かせたい!】 【もうかんしゃくやめて!】【もう暴れないで!】と思いますよね。 そして、治まってくれるならと、【わかった!言うこと聞くよ】となって 言いなりになってしまう、ご機嫌を取ってしまうこと、よくあります。 多くの悩む方が、そのような経過を取っており、 【子どものご機嫌を取るほうが楽だった】とおっしゃっています。 しかし、その後どんなことで悩むかというと たいがい、家庭内暴力(かんしゃくがエスカレートする)で困っております。 どうしていいかわからない、そんな悩みで発達支援教室クローバーを 頼ってくださいます。 その気持ち、わかります。 大きくなると、親の力では制御できなくなってしまいますからね。 では、どうしたらいいかというと 今から子どもの機嫌を取らないようにしてください。 気持ちは十分すぎるほどわかってあげてください。 「○○な気持ちなんだろうね、わかる気がするよ」とはたくさん言ってあげてください。 そして何かを察知しても 「そっかそっか」と、乗らないでください。 境界をきちっと引いて、温かく見守ってあげましょう。 よしよししてあげてくださいね。 困ったら、ぜひカウンセリングへ。