お役立ち情報INFORMATION
-
2023.12.28
発達支援と絵カード
絵カードを発達支援でたくさん使う支援ありますよね? 私はあまり好きではありません。 その理由と、おすすめの使い方をお伝えします。 絵カードのあまり好まない使い方 絵カードで、あまり好きではない使い方は、 行動一つ一つを絵カードで示す方法です。 構造化とか、見通しをつけると言って、たくさん絵カードで誘導しております。 しかし、誘導された先に自律はない。 絵カードで示せばその場は楽になるでしょう。 でも、子どもは学んでないんですよね。 TEACCHでいう構造化は一生涯しなくてはならなくて、カードなしで過ごすという 自律にはつながっていないのですよね。 そこ、盲点だと思います。 絵カードのおすすめの使い方 場面を思い起こすため 場面のイメージをわかりやすくするため 説明をわかりやすくするため ことばを覚えるため 要するに、理解を促すために使うのはおすすめです。 絵は上手でなくても大丈夫。 わかりやすくするために絵カードは使いましょう。 何枚も用意しておくのは必要がなく(どうせ探せない) その場で書けばいいと思っています。 あなたを応援しています!
-
2023.12.27
発達支援と音楽療法
発達支援教室クローバーでは、音楽療法のように遊ぶこともあります。 そこで、音楽療法についてお話しします。 音楽療法とは おおざっぱに言うと、音楽療法とは 音楽に合わせることから、人に合わせることを学ぶ療法です。 具体的には、音楽に合わせて楽器を鳴らしたりして、音楽に合わせることを学びます。 理屈を言うと、音楽に合わせるということは、自分以外のリズムに合わせることです。 自分以外のリズムに合わせるというのは、人に合わせる、人のリズムに合わせることと リンクしていきます。 これらのことを利用し、人に合わせる発達支援に使っています。 音は音であり、人には応用されないのでは? 自閉症の子の場合、リンクされないとか、応用されないとか、それはそれとか言いますね。 でも、私は12年以上支援をしてきて感じたのが ちゃんと応用する!ってことです。 1つの事象について理解すれば、ほかのことに応用しています。 ちゃんと、応用するのです。 音楽療法もですが、発達支援教室クローバーで音に合わせる遊びをすると (音に合わせる遊びができるのは、そもそも少しは合わせられるくらいに発達していることが必要) どんどんと合わせて遊べるようになります。 そしておのずと、私とも合わせて遊ぶ力が増していく気がします。 音楽療法をするまえに少しだけ一緒に遊べるようにしておこう 音楽療法をしたいと思うなら 少しだけでも一緒に遊ぶ力をつけておきましょう。 そうしないと、合わせる力が一切なくて 音楽療法が進みません。 効果的に進めるためにも、少しだけでも一緒に遊ぶ力をつけましょう。 一緒に遊ぶ力をつけるなら、発達支援講座入門編(接し方&教え方)がおすすめです♡
-
2023.12.26
言うことに素直に従うのは、いい子?
ついついいうことに従ういい子を目指してしまいますが 実は間違っています! なぜなら、人間は意思のある生き物であり、必ずそのうちに意思が出てきて 反発することがあるからです。 必ず意思があり、我慢したり交渉したりしながら 人と調整して生きていくのだということを 必ず幼いころに経験させましょう。 従う、を目標にするのはやめましょう。
-
2023.12.25
発達支援 基本のき
発達支援にかかわって20年以上 発達支援を研究して実践して12年 で気づいた、発達支援の基本があります。 この基本だけで、かなりの効果が期待できるのです。 私自身、驚きです! 発達支援教室クローバーのサイトを見てくださったあなただけに、こっそりお伝えします。 発達支援は「教え込む」ことではなかった 発達支援を始めた当初は、社会性は「教える」と思っていました。 ですから、SSTカードを多用していましたし シュミレーションもしなくてはと思っていました。 当然、それなりにこうかはありました。 しかし、頭ではわかっているけれど、行動がなかなかできないという子の対応には うまくいっていませんでした。 それは当然だったのです。 その場の気持ちをどうにかしなくては、行動できませんから。 そこで気づいた、向き合うことでの支援 コミュニケーションについて見識を深めるうちに 教えることではなく、向き合い本来のコミュニケーションにすることで 子どもは育っていくことに気づきました。 もともと精神医学の基本で言われていた「健全に触れて健全になる」を完全に忘れていました。 これこそ、精神医療の基本でした。(精神を健全にするための) 向き合う支援とはどんなものか 人間は、健全な関係の場合、自分と他人が薄い膜で覆われています。 そしてその膜は凹むことも尖ることもなく、ぷっくりしています。 基本の姿勢は、この図のようにお互いが我慢せずにぷっくりしていることです。 気持ちを伝えあい、第3の案を用いながら、心地よく一緒にいることです。 気が合わなければそれなりに一緒にいますが、傷つけあいません。 なぜならば、「あなたはそうだよね」と認め合っているからです。 ポイントは「そのままの気持ちをアイメッセージで伝える」です。 ※アイメッセージ…私は、を主語として話す伝え方 アイメッセージは全く相手を傷つけないばかりか 気持ちが相手に届きやすいという利点があります。 まさに一石二鳥の伝え方なんです。 その方法を使って、いやなことはいや、うれしことはうれしい、など 気持ちを伝えることによって、子どもがどんどん理解を広げていくという支援です。 これ、本当に効果絶大なんです! 今すぐあなたができることは 今すぐできて、効果が感じられるものをお伝えしますと・・・ 「あなたをご機嫌に保つ」を主軸において過ごすことです。 ご機嫌=膜がぷっくり なのです。 振り回されて機嫌が悪くなることを避けましょう! あなたをご機嫌にし、相手を「あなたはそうなのね」と認めつつ 「どうしたら双方にいいかな」と考えるようにしましょう。 あなたを応援しています! あなたをご機嫌に保つためのレッスン【上機嫌で過ごす気持ちコントロール】のセミナーがあります。 お気軽にお問い合わせください。 個別レッスンですと、カウンセリングの枠組みで実施させていただきます。
-
2023.12.24
からだの言葉を育てる
子どもの言葉を育てるうえでも、病院にかかるときなどにも必要な からだの言葉についてお伝えします。 からだの言葉とはどんなものか からだの言葉とは ①からだの部位の名称 ②からだの感覚の名称 ③からだの(内臓)の部位の名称 ④からだの(内臓)の感覚の名称 の種類があります。 これらは、学ばせておくことがとても大切だと考えています。 なぜからだの言葉を教えるのが大切か まずは、からだの言葉が ことばとして習得しやすいということがあります。 ですから、どんどん感じたことを言葉にしていくと 言葉が増えていっていいですね。 また、からだの言葉は「痛み」「不具合」「状態」をあらわすのに 必要です。 病院にかかるときだけではなくて、ご自宅でもどのような状態かを言えることは大事ですよね。 どう教えるか 感じた時にすぐに声をかけてあげましょう。 言葉のシャワーと良く表現されますが、感じたらすぐにシャワーを浴びせてあげると とても良く覚えます。 注意もある。そのとき怒らないで。 注意点もあります。 発達障害のある子どもの感覚というのは、ほどけやすいということ。 セットのようにして感じるものは、セットが解体しやすいのです。 具体的にどんなことがあるかというと お腹がすいたという、胃&ふらふら感がつながってお腹がすいたとわかっていたはずなのに あるときバラバラになって わからなくなってしまうことがあるというのです。 だからこそ、常に刺激しておくことが必要なのでしょう。 ほどけてしまったとき、怒らないであげてくださいね。
-
2023.12.20
人の気持ちを理解するトレーニング その1発達段階
人の気持ちを理解できる子に育てたい! そう思いますよね? それならば、することはまずはこれ! 気持ちがわかるまでの発達段階 気持ちがわかるのも段階があります。 ①子ども自身の感じた気持ちがことばで理解できる ②子どもが、自分と他人がほぼ同じ感覚だと理解できる ③子ども自身が他人とリンクして感じることができる ④子どもが、他人の気持ちをことばで理解することができる ⑤気持ちがわかることを表現することができる この5段階です。 段階を経ないとうまくいかない カード等で気持ちを理解させようとする療育がありますが それは私は不足だと考えます。 なぜならば、人間の大原則を無視しているからです。 大原則とは 自分の感じたことのない他人の気持ちは、感じることができない ということです。 そして 自分の感じる気持ちは、誰かにことばにされなければことばとして理解されない です。 要するに、まずは発達段階①から④を丁寧にすることが必要だということです。 また書きますね。 あなたを応援しています!
-
2023.12.17
手先が器用になるおすすめ遊び ④トランポリン
手先を器用にするには、体幹を育てる必要があることは 「発達障害で手先が不器用な子がまずしなくてはならないこと」で述べました。 今回は、トランポリンのおすすめの遊び方をご紹介します。 トランポリンは、怖がりサンにはとてもハードルが高いようです。 近づいては離れ・・・ 少し体験させようものなら、泣いて・・・ とかすごく嫌がったりもします。 その理由は、【足に負担がかかる】【バランス力がいる】からです。 自信がないとしないのが、発達障害の子どもたちです。 そこで、どのようにトランポリンをするかです。 遊び方・促し方 まずは、触らせる。 気になるときは近づくので、一瞬でも近づいたら触らせます。 次に、揺らします。 座ったままでも、触っただけでも大丈夫。 座って揺らせたら、次は立って、と少しずつ進めます。 強度も同じ要領で少しずつです。 信頼のおける人ならわりとさせてくれます。 その時に嫌がっても、次には楽しんだりしますから 臆せずに刺激してあげてください。 楽しかったことにして。 子どもは発達する生き物だからどんどんさせよう 臆することなく、刺激し続けましょう。 泣いても、「いや」と言っているだけなのです。 食わず嫌いなことが多いのです。 楽しいねーと言って、させてあげましょう。 必ず発達していきます。 実際、触るだけでも泣いていた子が、今日は立って揺れていましたよ! トランポリンを刺激してから1か月もかかっていません。 したほうがいいのは、一目瞭然ですね! あなたを応援しています。
-
2023.12.15
手先が器用になるおすすめ遊び方 ③ ボルダリング
手先を器用にするには、まずは体幹を育てることだと言いました。体幹を育てる遊びでとても有効なのが、ムーブメント教育だと考えています。ボルダリングは、ムーブメント教育で言うところの「登る」です。 登る手順 怖がりサンだと、見もしない状態が長く続きます。 しかし、少しずつ体幹が育ってくると、「できるかも?」と思えるのか ちょっとだけボルダリングを見るようになってきます。 見るようになってきたら、実はサポートするチャンスです。 気になるから見るのです。 ですので、見たなと思ったら、ちょっとだけ【触らせる】からはじめ 足を載せたり、【登れちゃった感じ】を味合わせましょう。 そして一緒になってとても喜びましょう。 すると、だんだんと登ろうと思うようになります。 登るようになった次の遊び 登るようになったなと思ったら、次は上に登るように仕向けます。 おしりを支えながら登らせるとよいでしょう。 やはりここでも、できちゃった感じが大事です。 上に登れるようになったら、ぜひともおすすめなのが 【横に進むこと】です。 これは、知能が上がると言われています。 ぜひしたいですよね! 横に行く方法を手取り足取り教え、できちゃった感じで喜んで、すすめていってください。 だんだんとプロ級に遊ぶようになります。 そして手先は器用になって行くことでしょう。 あなたを応援しています!
-
2023.12.14
発達支援教室クローバーの発達支援
発達支援教室クローバーの発達支援は独特です。 だからこそ、発達は速い! 独特といわれるのは 教室では、教え込むことは極力しません。 子どもの興味を拾いながら、行動をことばにしたり、やりとりをことばにして サインでさせてお願いを叶えたりしています。 人に頼る力・顔を見てほっとする関係=甘え、を育てると ことばはもちろん、問題行動やかんしゃくも減ってくることがわかっています。 頼る力をまず育てます。 その後、思い通りにならないとかんしゃくを起こす子には 言いなりにならず、ご機嫌を取ることをせずに慰めることで 物事に対処できるように導きます。 泣くことでしか対抗できませんから、子どもは最初は大泣きしたりします。 でも、粘り強く付き合い慰めることで、かんしゃくは気づくとなくなっています。 そして言葉が増え、やりとりもスムーズになっています。 こうした、俗にいう○○トレーニングを中心にするわけではなく まずは甘え、心を育てるところ、 さりげなく遊びに取り入れながら、やり取りやことばを育てるところが独特といわれるところです。 独特だけど、成長は速いです 個別指導というところもありますが 各種研究に基づいた方法で支援するため たんに遊んでいるように見えても、成長は速いです。 最初は驚かれます。 なぜならば、泣くことを全くいとわないからです。 泣いてもかまわず、こちらは健全な関係性で対応します。 健全な関係とは、NOを言うことであり、気持ちを素直に伝えることです。 周囲に合わせてもらうことが常になっている子 かんしゃくでしか伝えられない子 は最初は大泣きして対抗します。 でも、かまわずに健全に接すると、だんだんと問題行動がなくなり 合わせる力もついてきます。 こんなにじっくりと気持ちに向き合い、やりとりや気持ちのコントロールを学ばせるところは ないと思います。 だからこそ、どこよりも成長は速いのです。
-
2023.12.14
苦手なことへの発達支援 例えば工作
発達障害があると、 ①手先が不器用 ②イメージする力がない ③根気がない ということから、工作が苦手な子が多いように見えます。 そして、こんな状況ありませんか? 工作の時間は、ごろごろしていたり、走り回っていたり。 そんな子はきっと、工作がとっても苦手です。 では、工作をできるようにするにはどうしたらよいでしょうか。 工作をできるようにするには(概論) 工作を苦手でなくすには、以下のことが必要です。 ①手先を器用にする ②イメージする力をつける ③根気をつける これらはどのようにしたら、力が付くのでしょうか。 それは、やはり ムーブメント教育などで、体幹を育てながら身体を使ってイメージ力をつけることですね。 実は、記憶は身体に宿ります! そして、イメージや言語もまた、身体の感覚がもとになります! ですから、身体をつかって遊ぶのが大切です。 遊び方の記事:遊び方① 遊び方② そして、③の根気ですが 一緒に遊ぶ中でチャレンジさせて、少しずつ達成させて、とても喜ぶ を繰り返していくうちについてきます。 食わず嫌いがあるので、解消しながら生きましょうね。 食わず嫌いの解消の記事はこちら。 https://youtu.be/1-zwPkxH9bU あなたを応援しています!