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2026.09.01

リモコンを投げるのは、お母さんにわかってほしいから

リモコンを投げるのは、お母さんにわかってほしいから

① 最初の困りごと

テレビがうまくつかないとリモコンを投げる。床のおもちゃは片づけられるようになってきたのに、怒るとお母さんを叩きに行く。

保護者の方は、「これはどんな意味ですか」と戸惑っていました。
しつけがなっていない、と思われそうで、外出も気が重くなっていました。

② 何を観察したか

  • いつ:機械が思いどおりに動かないとき、片づけるとき、大人が離れたとき
  • 何の直後か:一人になる/わかってもらえない、と感じた直後
  • 言葉:「いっしょにいて」はまだ出ない。叩く・投げるが代わりの訴え
  • 環境:そばにいて言語化すると、荒れる時間が短い。放置するとパワーだけが残る

意味は、「お母さんに気持ちをわかってほしい」でした。
つらい・かなしい・悔しいを、叩く力で出していました。

③ 実際にした支援

  • 抱きしめて叩けなくし、代弁する(噛む子への対応に近い形)
  • 「リモコンを投げたら使えない」と、結果は淡々と示す
  • 片づけは毎回完璧を求めず、寝る前だけなど、成功しやすい枠にする
  • 泣いても慰める。我慢できたあとは「よくがまんできたね」と伝える

④ どう変わったか

家での怒り方はすぐには消えませんでしたが、ものを投げるのは減りました。

その後、こだわりやかんしゃくも減り、ものを投げることはなくなった、怒ることもなくなった、と報告がありました。
かんしゃく自体を起こしていない時期も来ています。

⑤ 親はどう変わったか

不可解な行動に見えていたものが、「共感してほしいサイン」だと分かると、対応が変わりました。

叩かれた自分を責める時間より、「今、何をわかってほしかったか」を見る時間が、少し増えました。

⑥ 最後に一般化

同じ「叩く」「投げる」でも理由は一人ひとり違います。
この方法をすべてのお子さんに当てはめるものではありません。

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