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2026.09.13

噛む・叩くがひどく、言葉がない

噛む・叩くがひどく、言葉がない

① 最初の困りごと

気に入らないことがあると、噛む、叩く。言葉はない。

外出すると、人に手が行ってしまうかもしれない。保護者の方は、人に会うこと自体が怖くなっていました。

② 何を観察したか

  • いつ:思いどおりにならないとき、したくない課題の直後、人が近いとき
  • 何の直後か:ことばで止められない/わかってもらえない、と感じたあと
  • 言葉:最初は言葉なし。サインの「やって」から入る段階
  • 環境:教室では机を叩くまでに留まることがある。放課後などの場では人に出やすい。不安だと同じことを繰り返して確認する

噛む子、で終わらせると見えなくなるものがあります。このお子さんの場合、伝え方がないことと、不安の確認が重なっていました。

③ 実際にした支援

  • 「やって」をサインから教え、自発になるまで待つ(このお子さんでは約4か月)
  • 発語が乗ってきたら「ありがとう」「やめて」を足す
  • 難しい課題のあとは、人を叩かず机を叩く、ことば(かなしい・くやしい)に替える練習
  • 繰り返す確認には、「心配だ」と言葉をのせる

成功しやすい課題から積み、暴発しやすい状況をいきなりゼロにはしませんでした。

④ どう変わったか

1年後、二語文が出て、暴力は減りました。ゼロではありませんでした。

3年後、三語文くらいをぺらぺら話すようになり、暴力を自分で抑えようとする様子が見えました。教室では人を叩かず、机を叩くことが中心になりました。

その後の記録では、暴力は全くない時期もあり、二語文がベースラインになっています。

⑤ 親はどう変わったか

「噛む子」ではなく、「心配を確認している子」「ことばが間に合っていない子」と見る目が変わりました。

人に会うことへの怖さが、少しずつ「今日は机で済んだ」に更新されていきました。

⑥ 最後に一般化

同じ「噛む」でも理由は一人ひとり違います。
この方法をすべてのお子さんに当てはめるものではありません。

うちの子の場合を整理したい方へ
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