2026.09.21
園や学校で、同年代の輪より先生のそばにいる。親戚の集まりでも、子ども同士より大人の会話の端にいる。
「この子、子どもらしくないのかな」「同年代と遊べない子だと思われてないかな」
先生に「お友達とも遊べるように」と言われるたびに、胸がざわつく——そんなお母さんは少なくありません。
でも、大人を好むのは、わがままや性格の問題だけではありません。
大人は、子どもより「予測しやすい相手」です。
同年代は、急にルールが変わる、声が大きい、入る隙がない——刺激が多く、読みにくい。
発達に凸凹がある子は、人と関わる脳(いわゆる社会脳)の負荷が高いことがあります。だから、負荷の低い大人を選ぶ。これは適応であり、失敗ではありません。
甘えや安心の土台がまだ母親(や特定の大人)に集中している段階でも、同じことが起きます。人への関心は、
母親 → 他の大人 → 友達
の順で広がりやすいです。大人を好む時期は、その途中であることが多いです。
大人と楽しそうに話せているなら、それは対人関係の成功体験です。
「友達に切り替えさせなきゃ」と急ぐより、「人と関われている」を認めていい。
いきなり同年代の輪に入れなくて大丈夫です。
大人が「通訳」になる期間があっていいです。
「同年代と遊べてこそ一人前」——その固定観念が、母親を追い込みます。
社会は理解しないくせに、母親にだけ責任を押し付けがちです。
今日は「先生と笑顔で話せた」で十分、という日があっていい。
大人を好む子を見て、「このままで社会に出られるのか」と夜に不安が回る。できなくて当然の不安です。
子どもを直す前に、お母さんの見方を一つだけ変える——「わかりやすい相手を選んでいる」と見られると、焦りが1ミリ軽くなることがあります。
うちの子の「好きな相手」の意味を整理したい方へ
→ アセスメント&アドバイス