お役立ち情報INFORMATION
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2023.12.15
手先が器用になるおすすめ遊び方 ③ ボルダリング
手先を器用にするには、まずは体幹を育てることだと言いました。体幹を育てる遊びでとても有効なのが、ムーブメント教育だと考えています。ボルダリングは、ムーブメント教育で言うところの「登る」です。 登る手順 怖がりサンだと、見もしない状態が長く続きます。 しかし、少しずつ体幹が育ってくると、「できるかも?」と思えるのか ちょっとだけボルダリングを見るようになってきます。 見るようになってきたら、実はサポートするチャンスです。 気になるから見るのです。 ですので、見たなと思ったら、ちょっとだけ【触らせる】からはじめ 足を載せたり、【登れちゃった感じ】を味合わせましょう。 そして一緒になってとても喜びましょう。 すると、だんだんと登ろうと思うようになります。 登るようになった次の遊び 登るようになったなと思ったら、次は上に登るように仕向けます。 おしりを支えながら登らせるとよいでしょう。 やはりここでも、できちゃった感じが大事です。 上に登れるようになったら、ぜひともおすすめなのが 【横に進むこと】です。 これは、知能が上がると言われています。 ぜひしたいですよね! 横に行く方法を手取り足取り教え、できちゃった感じで喜んで、すすめていってください。 だんだんとプロ級に遊ぶようになります。 そして手先は器用になって行くことでしょう。 あなたを応援しています!
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2023.12.14
発達支援教室クローバーの発達支援
発達支援教室クローバーの発達支援は独特です。 だからこそ、発達は速い! 独特といわれるのは 教室では、教え込むことは極力しません。 子どもの興味を拾いながら、行動をことばにしたり、やりとりをことばにして サインでさせてお願いを叶えたりしています。 人に頼る力・顔を見てほっとする関係=甘え、を育てると ことばはもちろん、問題行動やかんしゃくも減ってくることがわかっています。 頼る力をまず育てます。 その後、思い通りにならないとかんしゃくを起こす子には 言いなりにならず、ご機嫌を取ることをせずに慰めることで 物事に対処できるように導きます。 泣くことでしか対抗できませんから、子どもは最初は大泣きしたりします。 でも、粘り強く付き合い慰めることで、かんしゃくは気づくとなくなっています。 そして言葉が増え、やりとりもスムーズになっています。 こうした、俗にいう○○トレーニングを中心にするわけではなく まずは甘え、心を育てるところ、 さりげなく遊びに取り入れながら、やり取りやことばを育てるところが独特といわれるところです。 独特だけど、成長は速いです 個別指導というところもありますが 各種研究に基づいた方法で支援するため たんに遊んでいるように見えても、成長は速いです。 最初は驚かれます。 なぜならば、泣くことを全くいとわないからです。 泣いてもかまわず、こちらは健全な関係性で対応します。 健全な関係とは、NOを言うことであり、気持ちを素直に伝えることです。 周囲に合わせてもらうことが常になっている子 かんしゃくでしか伝えられない子 は最初は大泣きして対抗します。 でも、かまわずに健全に接すると、だんだんと問題行動がなくなり 合わせる力もついてきます。 こんなにじっくりと気持ちに向き合い、やりとりや気持ちのコントロールを学ばせるところは ないと思います。 だからこそ、どこよりも成長は速いのです。
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2023.12.14
苦手なことへの発達支援 例えば工作
発達障害があると、 ①手先が不器用 ②イメージする力がない ③根気がない ということから、工作が苦手な子が多いように見えます。 そして、こんな状況ありませんか? 工作の時間は、ごろごろしていたり、走り回っていたり。 そんな子はきっと、工作がとっても苦手です。 では、工作をできるようにするにはどうしたらよいでしょうか。 工作をできるようにするには(概論) 工作を苦手でなくすには、以下のことが必要です。 ①手先を器用にする ②イメージする力をつける ③根気をつける これらはどのようにしたら、力が付くのでしょうか。 それは、やはり ムーブメント教育などで、体幹を育てながら身体を使ってイメージ力をつけることですね。 実は、記憶は身体に宿ります! そして、イメージや言語もまた、身体の感覚がもとになります! ですから、身体をつかって遊ぶのが大切です。 遊び方の記事:遊び方① 遊び方② そして、③の根気ですが 一緒に遊ぶ中でチャレンジさせて、少しずつ達成させて、とても喜ぶ を繰り返していくうちについてきます。 食わず嫌いがあるので、解消しながら生きましょうね。 食わず嫌いの解消の記事はこちら。 https://youtu.be/1-zwPkxH9bU あなたを応援しています!
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2023.12.13
発達支援と英語学習の是非
発達障害ある子って(とりわけ自閉症スペクトラムさん) 英語が好きだったりします。 英語のYouTubeからフレーズをコピーしたりして遊んでいます。 そこで、英語は早くからしたほうがいいのか?疑惑について考えてみました。 英語は早くに触れさせるべき?しないべき? 結論から申しますと、【わからない】です。 経験から言うと、関係ないかもしれないと思ってさえいます。 なぜならば、とくに自閉症スペクトラムの子どもたちは 勝手に英語を学んでいて、勝手に話す?というか口に出しています。 それもまた、うまかったりする! 日本語の習得はどうかというと、英語と同じように少しずつ進んでいます。 この状態をどう理解するかというと バイリンガルのようだととらえています。 バイリンガルは母国語が2つある感じになり、なかなか言語がまとまらず 7歳まで無言で過ごす子どもが多くいますが 7歳以降はまとまり、2つの言語をきちんと話します。 発達障害の子どもは、もともと言語を習得するのが下手な子が多いですが 同じような感じで習得していくように見えます。 おそらく、バイリンガルと同じように言葉を発するのは遅くなるのでしょう。 英語に触れさせるなら、どう育てたらいいか 私の考えでは、言葉の発語が遅くなると認識してさえおけばいいと思います。 そこを不安がらずに待つ、と。 英語も日本語も同じように刺激し続ければ、そのレベルは本人の言語習得のレベルに応じて 言葉を習得していくのではないかと考えています。 言葉は、生ものと言います。 言葉は、使わなければ習得できません。 言葉は、コミュニケーションの手段です。 ですから、言葉をたくさん浴びせていくことが、結局はどの言語でも必要なのです。 あなたを応援しています!
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2023.12.12
発達支援での絵本のおすすめ使用法
発達障害の子どもたちは、絵本を最初のうちは パラパラ びりびり かどちらかですよね。 そんなとき、次の使い方をするといいですよ! おすすめの絵本の使い方 ①パラパラするときには 高速で一緒にパラパラしつつ 絵に対応する言葉や 簡単な物語を言葉にしていきましょう。 それも難しいときには、本の音とかを言葉にしてあげましょう。 とにかく一緒に楽しむことが肝要です。 そのうちに言葉がちらほら出てくるかもです。 ②びりびりするとき びりびりとは、すなわち破ることです。 破るのも、手先の刺激になるし、音によって耳の刺激になるので したい遊びではあります。 でも、破られたくないですよね? そして、破らないということも教えたいですよね? そこで、できましたら 「絵本は破るのやめて!新聞紙にして。」 と新聞紙に変えて破らせるなどおすすめです。 そして、びりびりという音とか、感触や状態などを 楽しみながら言葉にしていきましょう。 同様に言葉が育っていきます。 絵本で遊ぶポイント 選ぶポイント 2,3語文くらいで簡単なストーリーのものを 何度も何度も読むとよいです。 あなたを応援しています!
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2023.12.10
手先が器用になるおすすめ遊び② 滑り台
怖がりサンでもできる遊びから順にご紹介します。 滑り台は体幹を育てるために有効です。 先日の記事、「手先を器用にする遊び①」のように 手先を器用にするには体幹の育ちが必要です。 今日は体幹を育てる、滑り台の遊び方についてお伝えします。 滑り台の遊び方 滑り台は、腰かけて滑るが普通の遊び方です。 しかし、それだけではもったいない! もっと体幹を育てられる遊び方があるのでお伝えしましょう。 ①滑り台を逆走 ②滑り台を高速で下降 ③滑り台を腹で滑る ④滑り台からのくぐる遊び ⑤滑り台しながら何かをキャッチやタッチ これらをすると、体幹はもちろん、いろーんな力が育ちます。 ぜひしてみてね!
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2023.12.04
暴力は減ったけどモノを投げる…それ大丈夫
ある子の経過です 叩く、頭突き、蹴る、で困っていました 気に入らないと、すぐに叩く、頭突き、蹴る、は当然! それもあまりにも早業で防げませんでした。 その子には、少しだけ痛みをわからせるため、ゆるーく仕返しをしました。 そして、同時に「それいや」「間違っている」「こうするといいよ」 という支援をしていきました。 叩く、頭突き、蹴るはほぼなくなりました! 人を傷つけることはほぼなくなりました。 でも、出てきたというのは、【モノを投げる】です。 モノを投げるのは、【怒り】の表現です。 ただただ、「怒ってるんだぞー」と言っているんですね。 だから、「怒れる」「腹が立つ」「むかつく」「くやしい」など表現を教えましょう。 他害する子は、他害するのがなくなるとモノに移行します。 だから成長ですね。 モノを投げなくする方法もあります、大丈夫 モノを投げるのも、怒りの表現なので 怒った時のコントロールや表現を教えたら、モノを投げなくなります。 そのあたりはまた詳しくお伝えしますね。
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2023.11.30
発達障害や発達に悩む子供たちへの支援法:楽しさの発見
発達障害があったり 発達障害がなくても発達が気になる そんな子どもたちの多くが「怖がり」「食わず嫌い」です。 専門用語で「新規不安」と言われる状態を指すかもしれません。 何かさせようとすると、泣くし 少し刺激しようと思っても逃げるし、泣くし そんな状態に困っていませんか? どう支援するか ちょっとだけ刺激するのがおすすめです。 できそうだなと思ったら、ちょっとだけ刺激して、「楽しい!」を引き出しましょう。 楽しい!を多く体験すると、だんだんとチャレンジできるようになってきます。 泣いたからといってひるまないことが大切です。 してみたら、楽しい やってみたら、できた 結果、安心だし安全だった。むしろ楽しい! という結果にしていきましょう。これが療育だと私は思います。 支援事例 怖がりで何もしたくない子 2歳 音楽に乗るのは嫌いじゃない。 そこを利用して、音楽に乗せながらバランスボールではねさせた。 最初はなく、下ろしてという。 でも、数回したのちに楽しいということがわかり 自ら寄ってくるようになった。 そのあと、初めての自発的な地面をけるジャンプが見られた。 まとめ ちょっとだけ刺激して 「楽しい!」を引き出しましょう。
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2023.11.29
発達障害 ADHDとは 発達支援
ADHDについて親御さんから質問がありました。 「うちの子、落ち着きがないとは感じないけれどADHDなのですか?」 「椅子には座っていられるらしいんですが、気になると走っては行きます」 という子どもの場合は・・・ADHDなのでしょうか? ADHDとは 簡単バージョン ①とにかく動き回る:ドーパミンが不足するため、動いたり食べたり、おしゃべりして出そうとする ②気になると目を奪われる、飛んでいく:衝動性が高いという。ワクワクするものに惹かれて見る、いってしまうなど。 ③何かしら忘れる:不注意。意識が次に行ってしまうため、忘れがち。 という特徴があります。 ちなみに、大人になると不注意が残りやすく、ものをどこに置いたのか、ものをどこに入れたのかわからなくなって仕事で困ることが多くあるようです。 https://youtu.be/Cj0aFUxkkMk https://youtu.be/ja6f_Od_N9k https://youtu.be/Cj0aFUxkkMk https://youtu.be/EJMf29jbLFQ https://youtu.be/cXd1oNnCQhw
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2023.11.28
言葉はないですが、ウォーリーを探しています「こんな姿が見られるなんて!」と親御さん
小学校1年生 自閉症 さいしょ 目が合わない 言葉がない(サインもない) やりとりできない 気に入らないと、自傷他害行為(頭突き、噛む) 奇声 1年後 サインでいろんなことを伝えられる=少しやり取りできる 目が合う 自傷他害行為がほぼなくなる 奇声なし ウォーリーを探している(楽しんでいる) いうことを理解し、指示に従える 行った支援 ①サインで欲求や意思を伝えられるように教える ②自傷他害の時に慰め、気持ちのコントロール方法と好ましい表現方法を教える ③学ぶ基礎力を様々な教材でつけた(ビジョントレーニング、ワーキングメモリ、手遊び)